07 March 2007
それを我儘と云う也
先日,ふと本棚にある特攻隊関連の本を再読した.
最初に書くが,イデオロギー的解釈はここでは措く.
特攻出撃し,戦死された方には学徒出陣で出られた方が数多くいる.
学業を半ばに強制卒業させられて,戦地へと赴き,そして斃れられたのである.
さぞ無念であられたろうと思う.
国家危急の秋とはいえ,個人の熱情のレベルで考えれば,その無念は俺の想像を絶しているであろうと思う.
彼らは,食事も満足ならず,昭和20年ともなれば空襲も激しく,そして明日にも命令一下特攻隊員として命を投げ出さねばならぬ環境に置かれていたわけだ.
それに引き換え俺はどうだ.
仕事が忙しいだの,と云い,勉強を思いっきりしたいと不平を云う.
精神論やも知れず,また当時とは時代も環境も違うといわれるかもしれない.
しかし,学問が個人の「何か」を希求するその気持ちから現れるものであることは,時とは関係のないものと思う.
俺は研究者になりたいのである.
然らば,自分の置かれた環境を理由にするな.
飯を,うまい飯を腹いっぱい食えるだけでもよしとせよ.
学業を半ばに中断し,戦死された,今の俺よりももっと若い人たちのことを思えば,俺は恵まれているのだ.恵まれすぎているのだ.
自分のやりたいことに「命をかける」というのは簡単である.
それが好きなのだから.
嫌なことであっても「命をかける」気概のない者が果たして「真理」なぞに到達しうるものなりや.
最初に書くが,イデオロギー的解釈はここでは措く.
特攻出撃し,戦死された方には学徒出陣で出られた方が数多くいる.
学業を半ばに強制卒業させられて,戦地へと赴き,そして斃れられたのである.
さぞ無念であられたろうと思う.
国家危急の秋とはいえ,個人の熱情のレベルで考えれば,その無念は俺の想像を絶しているであろうと思う.
彼らは,食事も満足ならず,昭和20年ともなれば空襲も激しく,そして明日にも命令一下特攻隊員として命を投げ出さねばならぬ環境に置かれていたわけだ.
それに引き換え俺はどうだ.
仕事が忙しいだの,と云い,勉強を思いっきりしたいと不平を云う.
精神論やも知れず,また当時とは時代も環境も違うといわれるかもしれない.
しかし,学問が個人の「何か」を希求するその気持ちから現れるものであることは,時とは関係のないものと思う.
俺は研究者になりたいのである.
然らば,自分の置かれた環境を理由にするな.
飯を,うまい飯を腹いっぱい食えるだけでもよしとせよ.
学業を半ばに中断し,戦死された,今の俺よりももっと若い人たちのことを思えば,俺は恵まれているのだ.恵まれすぎているのだ.
自分のやりたいことに「命をかける」というのは簡単である.
それが好きなのだから.
嫌なことであっても「命をかける」気概のない者が果たして「真理」なぞに到達しうるものなりや.
